■オアシス集談会(生活の発見会:名古屋第三集談会)は、神経症などの生きづらさをもつ人が集まり、森田療法の理論を学びながらお互いの体験を分かちあい支えあい、よりよく生きていけるように活動しています。
■不安障害、社交不安障害(対人恐怖)、パニック障害、強迫性障害などやその傾向があり、生きづらさを感じている方、いっしょに学んでいきませんか?森田療法の理論にそって症状から回復した、またはそれを目指しているメンバーがお待ちしてます。(詳しくは下記をご覧ください)
■毎月第3日曜日に名古屋市西生涯学習センター(次回12月と1月、2月は中村生涯学習センター)で午後1時30分からおおむね4時まで活動しています。
■見学や初めての方もご自由に参加ください。初めて参加した方がよく言われるのが、「自分だけじゃなかったんだ…」です。事前の申し込みは必要ありません。参加費は500円(会員/一般 共通)です。
■希望される方には個人相談も行います。
※会場の生涯学習センターは部屋をお借りしているだけなので、お問い合わせはできません。お問い合わせ先は下にあります。
・出かける際、ドアの鍵をかけ忘れたのではないか、ガスの元栓を閉め忘れたのではないかと不安になり、確認のために戻ってしまう。
・何度手を洗っても汚れている気がして、洗うのをやめられない。
・縁起の悪い数字を恐れたり、あるルーティンをしないことには不安。
・人に対して、話すときにひどく緊張する、赤面する、手が震える、打ち解けられない、世間話ができない、自分を否定されるのではないかと不安になる。人の思惑が気になる、周りの人からの評価が気になり学業や仕事に集中できない。
・電車や飛行機の中、高速道路での移動、映画館の内側の席など、ただちに安全な場所へ出られる出口のないところで不安や、パニックになる。
・心臓のドキドキが止まらず、心臓が止まって死んでしまうのではないかと不安になる。
・いつも頭痛、耳鳴り、めまい、しびれ、胃がもたれる、のどに何か詰まっているような感じがする、手が震えるなどが気になり、ひどくなる。
東京慈恵会医科大学の精神科医である 故 森田正馬(もりた まさたけ/しょうま)博士(1874-1938)が創始した、神経症に適用される精神療法です。
森田療法は、神経症のこころのからくりを学び、自身のとらわれを自覚し、あるがままの自分自身や感情、症状を受け入れつつ、目前のやりたいことやるべきことに取り組み、症状から解放されることを目指します。また精神療法の枠を超え、神経質でとらわれやすい人がその特性を活かしながら、いきいきと生きていくために多くの示唆が得られるのも大きな魅力になっています。
■生活の発見会はNPO法人です。森田療法を中心とするメンタルヘルスに関する相互啓発型学習、実践活動と普及活動を行い、心身の健康の向上と福祉の増進に貢献することを目標に活動しています。このような活動が認められ、1998年に、第50回保健文化賞(第一生命保険株式会社主催、厚生労働省、朝日新聞厚生文化事業団、NHK厚生文化事業団後援)を受賞しました。全国各地域にある集談会がその活動に取り組んでいます。オアシス集談会(名古屋第三集談会)もその一つです。
■集談会は当事者によるボランティア活動です。オアシス集談会は神経症の経験をした世話人を中心に、症状から比較的回復されている方から現在悩み苦しんでいる方まで、男性も女性も、若い方から高齢の方まで、毎月10人前後の出席者で開催しています。生活の発見会への入会はあくまでも任意で、会員でなくても集談会には自由に参加できます。
■オアシス集談会では、プライバシーを守り、ここで話されたことは他では口外しないこと、また他の参加者の意見を非難しない、自分の意見を押しつけない等のことを確認し、誰もが安心して話せる場にしています。
■集談会には医師や心理師などの専門職は配置されてなく、医療行為は行っておりません。
■オアシス集談会は(旧)初心者懇談会です。設立から30年間は初心者懇談会として活動していました。久しぶりに参加したいという方はご承知おきください。また、初心者の方にも馴染みやすいように基本的な森田療法学習も丁寧に行うようにしています。
■プログラム
〇13時30分 開会
〇自己紹介 現在悩んでいることなど
〇森田療法の学習 またはメンバーの体験発表
〇体験交流(少人数のグループに分かれて、症状や不安、困っていることをわかちあいます)
〇16時ごろ 閉会
・プログラムには参加せず、見学だけでも可能です。どのような会なのか、気軽に見学してください。ただし参加者のプライバシー厳守はお願いします。
・参加費は(会員/一般 共通)500円です。
・森田療法の理論学習では、「森田理論学習の要点」というテキストを使いますが、お持ちでない方にはお貸しいたします。400円で購入も可能です。
・ご希望のある方については個人相談も行います。
・入会に関するお問い合わせ、生活の発見会・森田療法についての全般的なお問い合わせは、生活の発見会 本部(https://hakkenkai.jp/)へお願いいたします。
・↑生活の発見会本部のHPには、症状を克服された方の体験談の動画や、森田療法・発見会でどのように回復にむけて取り組んでいくのかを紹介している動画がありますので、より詳しくお知りになりたい方はご覧ください。
2024年1月21日(日)13時30分~ | 今月の森田療法学習は、「あるがままと純な心」を行いました。森田の基本になるところです。出席者が各自の意見を言って話し合いました。症状から抜けるためには学習と行動が両輪で、感情も大事なことに気づき、頭での理解から体得に変わり、「とらわれ」から抜けます。 |
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2024年2月18日(日)13時30分~ | 今月の森田療法学習は、「森田療法の人間観」を行いました。体験交流では、学習して行動して、気づいたこと、また、感情面でも、そのまま感じたままでいいことなど、大事なことを話し合いました。アットホームな雰囲気の中で安心して、悩みも話せました。 |
2024年3月17日(日)13時30分~ | 森田療法学習は、「治るとはどういうことか」を行いました。 参加者の体験を踏まえて、自由に意見を言い合いました。 お互いの症状、そこからの抜け方、その過程で気づいたことなど、具体的な話なので、本で読んだだけではわからないことが伝わってきました。 |
2024年4月21日(日)13時30分~ | 森田療法理論学習 神経質症の成り立ち学習を行いました。症状の中にいる方、症状から抜けた方、お互いの体験を話し合い症状は「とらわれ」であり、病気でも異常でもないこと、森田で言う精神交互作用、思想の矛盾、適応不安であること、行動、感情の大切さを考えました。 参加者は9名で、女性は4名でした。 |
2024年5月19日(日)13時30分~ | 森田療法理論学習 2.神経質の性格特徴を講師方の話にをもとに話し合いました。4つの特徴、内向性、心配性、執着性、完全欲は症状の中にある時はマイナス面ばかり見ていますが、両面間でプラス面も同じようにあることを学びました。 体験交流は3グループに分かれ、症状や日常生活で困っていることを率直に話し合いました。何でも安心して話が出来、集団学習であることから、お互いに学び、行動が後押しされ気づきがあり症状から抜けていきます。参加者は12名で女性は5名でした。 |
2024年6月16日(日)13時30分~ | 森田療法理論学習 3.感情の法則 森田療法は感情も大事にしています。症状を強める法則、弱める法則、感情は意志の力でコントロールできないこと、感情を理屈で閉じ込めてこなかったか、それは年を経て生きづらさになっていないか等を学ぶ単元です。 感情は自然現象、自分を責めないで自己受容することも症状から解放されるために必要だったと話し合いました。参加者11名で女性4名でした。見学者は3名みえました。 |
2024年7月21日(日)13時30分~ | 森田療法理論学習 4.欲望と不安 症状のことばかり気になりますが、その症状、不安の裏側には欲望、欲求があること、不安と欲望はコインの裏表です。例えば、対人不安は対人欲求です。人と仲良くしたい、みんなに好かれたいという欲求の裏返しです。 症状から抜けるには、症状はそのままにして本来の欲望に沿った行動をすることです。症状を治す、あるいはなくそうとしないでそのままにして行動していくことです。 参加者は14名で内女性は6名でした。他に見学の方が2名でした |
2024年8月18日(日)13時30分~ | 森田療法理論学習 5.行動の原則 始めに単元1~4で学習した神経症の成り立ちを大まかに確認。症状ばかりに四六時中向いてしまった注意を、どのような行動していくことで外に向けるかを考えました。次に症状を治す行動をやめ、目の前の小さな生活に必要なことから行動し、そして本来したかった行動に向けていくことを学びました。この学習の中でいい質問が多く出て気づきのある学習になりました。 また、単元1~4の区切りとして①神経症のもとになった誤った認識(自分なりの思い込みしていた間違い)、②そのために行ってきた行動(症状をなくそう、治そうとした行動)、③本来の欲望、目的(本当は何がしたいのか)、④そのためにはどんな行動をしたらいいかの説明をしました。 その後のグループ分けでの体験交流も具体的なことを話し合って有意義でした。 参加者は13名で内女性は5名でした。他に見学の方が2名でした |
2024年9月15日(日)13時30分~ | 森田療法理論学習 「あるがままと純な心」 森田療法の中心的な概念です。 派遣講師の方からまず概要と大事な点を簡潔に説明していただきました。その後、実際に「純な心」の具体的な体験をお話され、出席者も「純な心」の体験を話しました。ムッとしたこと、イラっとしたことなど、よくない感情も感じることで安心することがわかりました。また、その体験はみんなに共感してもらうことで感じてもいいんだとわかりました。症状が苦しくて仕方がない、早く治したい、それなのに森田では「あるがまま」でいいというのは、症状の始まりはこのような感情を認めていなかったことから始まったのではないかとも思いました。 参加者12名うち女性6名でした。見学者は2名みえました。 |
2024年10月20日(日)13時30 | 森田療法理論学習 「森田療法の人間観」 森田正馬の言う「流れに乗って生きる」「自然に服従し、境遇に従順なれ」とはどういうことなのでしょう。 今月は、このことについて講師の方からご自分の体験を踏まえたレジュメをもとに、神経症に陥っていく考え方、行動、そしてそこから抜けていくなかで気付いていったことから、上記のことをお話いただきました。具体的なのでよくわかりました。質問も活発に出ました。 新しい参加者の方も増えて、そのかたのお話を聞いていく中で、自分に向いていた症状が外に向かうことにもなり、集団学習の良い効果につながっています。 今月の参加者は、11名うち女性は5名でした。見学者は1名です。 |
2024年11月17日(日)13時30分~ | 森田療法理論学習 「治るとはどういうことか」 今月は、派遣講師の方がご自分の体験を踏まえ、数々の失敗危機変化を乗り越え、あるがままと純な心に行きつく内容でお話をしていただきました。 当然、講師の方も症状を治すために、発見会の集談会に来ました。でも出席して30年たち、いろいろなことがあった、その過程をお話しされ、そして「あるがままと純な心」に行きつき、今やりたいことが出来て楽しいとお話しされました。 その具体的なお話の中から、学ぶことが多くありました。 出席者は14名うち女性は5名。見学の方は2名でした。 |
2024年12月15日(日)13時30分~ | 森田療法理論学習 「まとめのしかた」 神経症にどうしてなったか、何を間違えていたのか、 その間違いのためにどのような行動をしていたか、 それなら、その間違いに気づき、どのように行動を変えるのか、 具体的に考え、行動し、そして間違っていたことが頭ではなく、体で腑に落ちていく、そのなかで本当に気づいていくことを学びます。 |